モッサンの思い出し笑い

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第13話 爆発?

モッサンとガマは愛犬(タラとムク)をひきつれて、いつものように山へ繰り出し、人造湖のほとりで休憩した。折りたたみ式のカセットコンロを持ってはいたが、あえて焚き火をした。
「焚き火にガスボンベを放り込んだらどうなるか」を検証するためだ。
けっこう盛大に燃えている焚き火に、ドーム型の未使用ボンベを投入し、急いで森に退避して様子を見た。
すると、あろうことか、ガマの愛犬「ムク」が焚き火の周りをウロウロしているではないか。
ガマは大声でムクを呼んだ。しかしムクは飼い主の言うことなど聞かず、缶詰の空き缶に執着していた。

突然!想像を遥かに上回る大音量で焚き火が(ボンベが)爆発した。
ムクが飛び上がった。

犬が四つ足を伸ばしたまま飛び上がるのを、モッサンは初めて見た。

焚き火があった場所には、ボンベも焚き木も炭も何もなく、直径40センチ、深さ10センチのクレーターができていて、湯気が出ていた。
あれだけ盛大な焚き火が一瞬で消滅したのである。大した威力だ。

問題はそれからで、飛び散った焚き火のかけらがあちこちで煙を上げていて消火活動が大変だった事と、飛び上がったムクが山の中へ逃げてしまって数時間出てこなかった事。

それにしても、ハンパじゃない爆発だった。

どうかマネしないで欲しい。


懲りないモッサンたち。今度は「花火を自作しよう」と計画した。
地道に「爆竹」を解体し、中の火薬を取り出し、それを大きめに作った新聞紙の筒に詰め込み、導火線をつないで完成。

点火してみた。

「シュウウウウウ・・・・」と上から下へ燃えただけで、爆発しなかった。
失敗である。今思えば「密閉度」が足りなかったのかな?と思う。

ここまではよかった。

それでも懲りない面々は、とうとう「黒色火薬をつくろう」と企画した。
何故かガマが材料と配合割合を知っていて驚いた。「硝酸カリウム」「硫黄」「炭」をある割合で混ぜるだけである。

ほぼ無人の化学室。その隣が「化学準備室」で、薬品庫の鍵が放置してあるのをモッサンたちは知っていて、目的の材料は難なくゲットできた。

「マーブルチョコレート」の筒型容器に、調合した火薬を詰め込み、爆竹の導火線をつないで完成した。

もう見た目ダイナマイトである。

外があいにく雨だったので、普段使われない「第二体育館」のど真ん中にダイナマイト(笑)を置き、点火した。

「ドッカーン」・・・とはいかず、やはり「シュウウウウゥゥ・・・」と上から順次燃えていった。
前回と違ったのは「副産物」の発生で、線香花火のような「火の玉」を周囲に撒き散らしたことである。
体育館の床に火の玉が次々に落ち、焦げて黒くなってゆく。
モッサンとガマはただ見ているしかなかった。

体育館の真ん中に大きな焦げあとをつけてしまったモッサンとガマは燃えカスを回収し、逃亡した。

「停学」か、悪くすれば「退学」もありうるな、と思っていたが、次の日の朝礼で、生活指導の先生が

「第二体育館でタバコ吸った奴がいる」「何故床で消す?」みたいな、どの道理解できない事をおっしゃっていた。

モッサンは思い切って手をあげ、正直に打ち明けた。ということは全然なく、「タバコ吸ってないし」と自分に言い聞かせ、やりすごしてしまったのである。

自分がやった事の重大さは後になるほど身にしみてくる。

今は廃校になったと聞く母校の体育館の真ん中には、まだあの焦げ後がのこっているのだろうか。

※危険だし、犯罪です。後悔するのでマネしないでね。

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第12話 ウエポン

雑誌「GUN」の愛読者だったモッサンとガマは、その雑誌の広告から「ファルコン」というパチンコを購入した。

それは駄菓子屋で売ってるプラのY字パチンコとは一線を画す「兵器」だった。

スポーツサイクル「ロードマン」のハンドルを彷彿させる頑丈なアルミフレームに、血圧測定の時に腕に巻きつけるようなゴムひも、太い樹脂グリップ、極度の引っ張りに耐えるため腕に固定する支え部材が付いた、それはそれはカッコいいフォルムだった。

で、その破壊力たるや

空き缶(当時オールスチール缶)を10メートル位から狙い打ちし、1発当たると缶がひしゃげてターゲットとして役に立たなくなった。

窓ガラスに放つと、ポツっと丸い孔が空き、ヒビ割れが生じない。

目で照準を合わせると、発射したとき自分の顔面をブン殴ることになり危険。モッサンはそれで青パンダになった。

鉛玉で「サントリーオールド」の空き瓶を撃つと、瓶は割れず、鉛玉が平らに潰れたが、鉄球を使用すると孔2つ空けて貫通した。まさに鉄鋼弾。

ガマはこれを狩りに使おうと試みたが失敗に終わった。
発射時の音がデカくて鳥も魚も逃げてしまうのである。爆竹1発並の音がする。

面白かったけど、それだけの破壊力のためゴムの寿命は短く、すぐに切れてしまった。

スペアゴムが結構高くて、当時「定額小為替(笑)」決済だったので面倒になって、購入を伸ばし伸ばしにしているうちにマイブームは去っていった。今でも売っているのかな?

高校生の手には余りまくった「ウエポン」だった。  end

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第11話 冬山ごもり


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第10話 (危)ビッグエアー

スノーボードで巨大ジャンプ台を飛び、空中で様々な技を競い合う通称「ビッグエアー」

もちろんモッサンが高校生の頃はスノボセットなぞ買い揃える金はなく、というかスノーボードというスポーツ自体が存在していなかったと思う。

モッサンとガマが冬に愛用していたのは「そり」である。普通にホームセンターとかで売ってるあのプラスチック製の赤いヤツね。
非常に軽量なので冬山遊びには必ず担いで行った。
今回は「そりでビッグエアー」のお話。

近所に、全伐採されボウズになった山があって、雪が積もるとそこが「そり場」となる。
モッサンとガマは40度以上の急傾斜の中ほどに巨大なジャンプ台を作った。
そりをスコップ代わりに周りの雪を積み上げ固めた。カマクラができるほど大きくなった。

次に「滑走路」だが、そりの通り道を溝状に10センチほど掘り下げた。
これで軌道がブレず、かつ足で舵をとってスピードダウンすることがなくなった。
さらに麓の沢から水を運び、それを滑走路に撒いた。凍らせて滑りをよくするためである。
氷点下なので一瞬でカチカチである。

仕上げは着地地点で、これが重要である。
巨大ジャンプして、そりに乗ったまま着地すると確実にそりはバラバラになる。
過去に小さいジャンプ台を飛んだ時みごとに大破した経験を踏まえ「そりは空中でブン投げる」事が基本になった。
当然着地するのは「人体そのもの」なので、着地地点の雪は柔らかくほぐしておく必要があった。

さて、いよいよ競技開始である。
スタート地点からジャンプ台を見下ろすと「壁」にしか見えない。
トップバッターはやっぱり「勇者ガマ」で、さすが、ためらいなく滑り出した。



滑走の時点でもはや現実離れ。まるで「ボブスレー」を見ているようだった。
そして吸い込まれるように巨大ジャンプ台へ。

そのとき、ガマは鳥になった(笑)基本どおり空中でそりを横にブン投げて手足をバタバタさせている。
まだ着地しない・・・まだ・・・
そのままジャンプ台の向こうに消えていくガマ。
「死んだ?」とモッサンは思った。
ブン投げたそりは斜面を独走し、麓の沢まで行ってしまった。

モッサンが様子を見に行くと、ガマは見事に雪に「刺さって」いた(笑)
幸い怪我ひとつなかったが、これは余りに危険と判断し、以降は滑走距離を半分以下にして10メートル程度のジャンプを楽しんだのであった。

今回もガマの「恐怖心の欠落」ぶりを見せ付けられたモッサンは(こいつ長生きできねーな)と思ったのであった。

end

※マジで危険です。命に関わるので絶対マネしないでね。

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第9話 ウニ丼

モッサンの地元の海には、ウニが非常に多い。
だが、口に入るまでのプロセスがメンドクサイため誰も獲らない。
ある日テレビで「ウニ丼」をウマイウマイ言いながら食べてる番組を見て、初めてウニが高級食材であるという事を知った。

たしかゴールデンウィークだったと思うが、モッサンは「ウニ丼を自作する計画」を打ち出した。
しかし周りからの反響はなかった。ガマにまで無視されてしまった。
それほどウニは人気がなかったのである。

というわけで、モッサンひとりでこの計画を実行した。

必要資材は、米・飯ごう・捕虫網・しょうゆ。以上である。

ムラサキウニの捕獲は簡単で、テトラポットにくっついているのをアミでヒョイヒョイすくうだけ。
ものの5分で充分な数量を確保できた。

浜辺の焚き火で飯ごうの米を炊き始め、ウニの解体にとりかかった。

特に解体用の道具を持っていなかったので、「そのへんの石」で叩いて殻を割り、中の黄色い可食部(卵巣)を取り出し海水で洗う。
この作業が実にめんどくさい!20個ぐらいのウニをさばくのに1時間近くもかかった。
米はとっくに炊けていた。

飯ごうのメシにウニをどっさり乗せ、醤油をたらし、一気にかきこんだ。
これはウマイ!ウニ丼大成功である。

が、ここでも悲惨なオチが待っていた(笑)

なんか右手の中指が動かない。
よく見ると中指の第一関節にウニのトゲが刺さっていたのである。石で叩いていた時に刺さったのだろう。
刺さった部分からトゲがポッキリ折れて指の中に残ったのだった。慌てて指をギュ~ッと絞ってトゲを取り除いたが、指は完全にスタン状態である。地元の漁師に聞いたら「毒あっからな」「明日治ってる」とコメントをいただいた。

恐るべしウニ!

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第8話 ピラミッド

「ムー」という雑誌に「世界最古のピラミッド説」として、モッサンたちが住む集落の奥地が取り上げられていたらしい。
「らしい」というのは、「ムー」の愛読者の同級生から聞いた話で、実際にその記事を読んだ訳ではなかったから、真偽は定かでない。
ネットで当時のバックナンバーの一覧を調べてみても、それらしいものは見つからない。

大昔、恐山が破裂して山の半分が消し飛んだ時、その世界最強の含有率を誇る「金(Gold)」が下北半島に降り注ぎ、1300年代にはこの辺の領主(蠣崎氏)は9京両もの金を保有したほどだから、太古にピラミッドを建造するだけの地力がこの地にはあったといえる。
ちなみに現在残っている「下半分の恐山」にも莫大な金が眠っているとか。

というわけで、モッサンとガマはその「ピラミッド」を探しに、未開の山「天狗森」に向かって出発した。

季節は春、4月だったと思う。邪魔な潅木類は残雪が押しつぶしていて、信じられないほど歩きやすい。

目的地は標高600メートル程度の山だが、林道や登山道は皆無なので、とにかく尾根づたいに山を越えていった。
これは思ったより身体にこたえたが、何とか地図上の「天狗森」と等高線が合致する場所に辿り着いた。

しかし、見渡せど360度オール「ブナ」と「青森ヒバ」だらけで、疲労もあってピラミッドらしきものなど探すのも億劫であった。

時刻は午後3時を回り、引き上げを考えていたとき、ふと右手の方に何やら不自然な山があることに気づいた。

うまく表現できないが、「山と山の間に後から山をつくりました」みたいな感じだった。
樹木は茂りまくりだが、キレイな「四角錐」の山!地図上の「天狗森」から南東に約500メートルほどの低地にそれはあった。「あれか」と思ったが、モッサンたちは疲労がピーク。加えて日没も迫っている。何より気味の悪さみたいなのがあった(もしビンゴなら、それは墓なんだよな)

少し残念だったが、モッサンたちは引き上げることにした。
帰りは全て下りである。それを見越して「そり」を担いで来ていたので、すべりながら30分ほどで麓に下りることができた。

帰り道、二人で出した結論は「あんな険しい山では調査とか厳しいだろう」ということ。
まず道路かヘリポートをつくらないと、とても話しにならない。もし本当にピラミッドがあったとしても、発見されずに忘れ去られるんだろうな、でもそういうのも風情があっていいかな、などと色々空想しながら家に帰った。

興奮して親に報告したら「バァガ!熊出だらどうすんだ!」「めし冷めでまったべや!」と、夢も希望もないダメ出しをくらったのだった。

end

PS.もしも、モッサンたちが見た「ピラミッドらしきもの」を調査したい方がいらっしゃれば、ご相談ください。

そのときの登山ルートは今でもハッキリ覚えてますんで、案内しますよ。

あと、念のため、これ「ノンフィクション」です。

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第7話 サーモンステーキ

モッサンとガマが建てた山小屋から徒歩2秒で川である。とは言っても高さ3メートルほどの護岸の下だが。

10月のある日モッサンが山小屋へ「出勤」すると、もうすでにガマが来ていて何かニヤニヤしている。
小屋の中には体長1メートルほどの「鮭」がっ!!!

雨上がりの川はやや増水して濁っていたが、ヒモ付きの銛をテキトウに投げ下ろしていたら、たまたま鮭に刺さったという訳。
普通なら山小屋のあるあたりまでは遡上してこないのだが、増水して泳ぎやすくなって、つい頑張ってこんな上流まで来ちゃって、テキトウ打ちした銛が刺さってしまった鮭に、少し同情した。

スーパーで売ってる鮭と違い、遡上してきた鮭は体力を消耗しきっているので、身に脂が乗っていないと、近所のオッサンから聞いたことがある。
そこで、バターをふんだんに使った「サーモンステーキ」にして食べることにした。

テレビで見たサーモンステーキは「輪切り」にしていたが、モッサンたちは贅沢に「三枚おろし」してソテーすることで可決した。
だが、三枚におろしてみて改めてその巨大さに驚くことになる。
切り身が大きすぎてフライパンに乗らないのである。結局半身の半身の半身(1/8)を、家の冷蔵庫からガメてきた雪印バターたっぷりで炒めた。
切り身が分厚いし、生臭いのがいやだから「ウェルダン」にした。

出来上がったステーキを早速食べてみた。

「あつい!」

最低のコメントである。

モッサンは舌をヤケドして、味覚がマヒしてしまったのであった。
食っても美味いのかマズイのか結局わからなかった。

end

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